・TikTokが世界で問題視されています。CEOが米議会の公聴会で、「情報を盗むなどあり得ない」と発言していますが、中国の＂国家情報法＂というトンデモ法がある限り、常に情報流失の可能性はあります。国が有無をいわせず強制収集できるんですから。

・政府、議員、ジャーナリスト、学者、先端企業社員などなどは使用制限が当然。もっとも中国だけでなく欧米も合法非合法問わずやっているのはインテリジェンスの常識。

・では特に機密情報のない一般人はどうかというと、これも俯瞰的見地から言うと問題があります。最近話題の＂質問に即答してくれるチャットGPT＂ですが、AIの精度を上げるには個人情報の膨大な収集が必須。監視国家中国ではAIで国民を容易にコントロールできます。当然アメリカ人、日本人、フランス人などをコントロールするなら国別人種別「趣味・嗜好・行動履歴」データが必要になります。

・で、変顔製作などの面白い、便利なアプリケーションでも登録が必要なものは避けてます。そんな中、昔から時々遊んでいる外国製のアプリが「PhotoFunia」。個人情報登録も課金も一切ないスマホ用アプリです。顔写真や文章をコラージュして看板や雑誌表紙にしてくれるので、葉書に使っています。制作はCAPSULE DIGITAL LTDという西アフリカ・リベリアのIT企業で、中国ではありません。しかし収益はどうしているんでしょうか。

次号3月31日金曜日