・梅の季節です。「ウメ」という図鑑が最近出ました。ポケットサイズの梅だけのハンドブックです。図鑑はこういうのがいいです。「春の花」とか「春の公園の花」とかいう中途半端は駄目です。

・文一総合出版という出版社はこういう単科図鑑に特化していて面白いです。鳴く虫、日本の豆、モグラ、カタツムリ、クモ、イモムシと単科図鑑がずらりあります。時代はこれです。総合モノは幼児向けはいいですが、すべては載せられず中途半端になり、Webに負けます。

・梅はわかるけれど何梅か知りたいという人の図鑑です。Webの弱点はこれです。何梅かわからないと検索できません。「梅の種類」で検索するとたくさん出てきますが、整理されてないので困ります。

・ただし、スマートフォンで梅を撮影して何梅かわかればそっちへ流れます。SiriやOK Googleの能力をみれば、AIとディープラーニング、画像認識向上ですぐ可能になると思います。

・ところで近所に早く咲く紅梅があって「ウメ」ハンドブックを手に入れたのですが、梅やスミレは皆同じに見えます。白が赤か一重か八重かぐらいしかわからなかったのですが、なんとか同定できました。たぶん野梅性の八重寒紅です。

・ウメ ハンドブック 文一総合出版 新書版96ページ 1400円＋税。このあとの最新刊が「タンポポ」です。

次号2月10日金曜日