カテゴリ:メディア
便利なウェブに対して、アナログ情報は意外性
・ホットペッパー・ビューティーというウェブサービスがあります。国内最大のヘアサロン予約サイトで、24時間対応とか、テレビCMでもお馴染みです。
・機を見るに敏なリクルートらしく、早くから紙からネットに転身し、さらにジャンル別へと細分化しています。
・情報には、こういった必要なものを探しにいく情報と、俯瞰して眺めつつ得る興味情報とあります。前者はウェブの得意とするところですが、後者は考えるメディア”文字と写真による”印刷物の領域です。なぜなら好奇心とか知的刺激というものは、脳のヒラメキが必要だからであります。
・写真の「大人なお友達に送る企業博物読本」という、よくわからないタイトルの小冊子は2014年に創刊され、最新刊は11冊目。主にコミケで販売されて、年2回刊で継続しているというから立派です。
・企業博物館というのは日本に1000以上あるといいます。創業100年以上の歴史ある企業が我国は多いかららしいのですが、これを「かざたち」なるペンネームの人物が、休みのたびに回って取材した自費出版の、ミニコミ誌より小さなマイクロマガジンです。
・アメリカ出張の折にインテルも訪ねたという本人の言によれば(7月の博物ふぇすてぃばるにて遭遇)、No.1はトヨタ自動車だそうでスケールが桁違いとか。モノを作るメーカーだけでなく、帝国データバンクなどは、信用調査のやり方や歴史がわかって面白く、企業博物館は情報収集の穴場だといいます。
・ネット販売はしていなく、コミケで手に入れるしかないというのもアナログらしくていいです。総集編が1500円。
次号8月12日月曜日
by 2019.08.09