クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

Edit

エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス メディア 

狙撃手も必携の弾道計算スマートフォンアプリ?

・アクション小説にスナイパーものというジャンルがあります。古くはコリン・ウイルソン「ジャッカルの日」、A・J・クィネル「パーフェクト・キル」、それに有名なのはスティーヴン・ハンターの「極大射程」といくつも挙げることができますが、最近2冊が店頭に並んでいます。

・スティーヴン・ハンターの最新刊「狙撃手のゲーム」扶桑社ミステリー文庫。世界最強のシューターと伝説の狙撃手のボブ・リー・スワガーが、1マイルを超えて着弾まで5秒というロングショットを軸に対決、いつどこで誰を狙うのかを追跡する痛快サスペンス・アクションです。

 

・もう一冊はロバート・ポビ「マンハッタンの狙撃手」ハヤカワ文庫で、こっちはニューヨークで連続狙撃事件が発生。犯人の狙いがわからず、元FBI分析官に声がかかります。

・犯人捜しとその動機を中心に展開するミステリー・アクションですが、二転三転するどんでん返しがあって、読ませます。

 

・ところで狙撃ものにスナイパーライフル、狙撃銃は重要な役割を果たしますが、「狙撃手のゲーム」では、ウィンチェスターM70(アメリカ)、モーゼル98(ドイツ)、そして実際使用されるレミントンM700(アメリカ)、超長距離銃として知られるアキュラシー・インターナショナル(イギリス)が登場。

・「マンハッタンの狙撃手」ではロシアの名狙撃銃ドラグノフが使われ、それが犯人の重要な手がかりになります。

 

・読んでいく内に、いったいどんな形の銃なのか知りたくなりますが、今やスマートフォンで簡単に見ることができ、小説の面白さが倍増します。さらにiPhoneの弾道計算アプリ「ファーストショット」なるシロモノが射撃精度に欠かせないツールとして扱われます(狙撃手のゲーム)。スマホは問題もいろいろありますが、もはや手放せません。

・電子ブックで、車や銃、建物らの固有名詞が、例えばタップで画像表示されるようになると、使ってみたくなります。5Gではそうなるでしょうか。

次号10月11日金曜日

ページtopへ