・ステイホームでも身体を動かす必要があるので散歩に出かけます。この季節は道端に多く花が咲いています。必ず名前を確認します。脳トレです。

・園芸種やポピュラーなものは、タンポポとかランとかバラとか解れば、帰ってから図鑑を広げればいいのですが、野草とか野生化したものはお手上げです。

・スマートフォンのアプリに、花をカメラで撮って同定するものがあります。７〜８年ほど前からあり、いくつか試しましたが話になりません。外国製ということもあって、名前が学名というものもあります。学名や英語を検索して和名を探すことになります。

・国産に「花しらべ」というのがあって、まあまあというか、他よりましという程度だったのですが、久しぶりに使ってみたら大幅に改善されていました。

・10年ほど前から植物図鑑はこうなると言っていたのですが、ついにほぼ現実になりました。

・写真は最近東京・武蔵野市に増えている観賞用が野生化した一つです。やり方はこうです。

・まず、「花しらべ」をインストール。残念ながら今のところiPhoneだけでAndroid版はありません。

・ついで立ち上げたソフト画面のカメラをタップします。撮影済みの写真アルバムからも検索できます。

・撮影すると、瞬時に検索結果が下部に表示されます。

・トップが1番近いのでタップすると「ハゼラン」と出ます。小さな花が弾けるように咲くので、爆蘭（ハゼラン）、あるいは花火草、もう一つ、午後の３時ごろ花開くので三時草ともいうそうです（ほんとに午後咲きます）。

・名前がわかればもっと詳しい情報は検索で手に入ります。集合知です。図鑑が要らなくなりました。

・コマツヨイグサ。ツキミソウより花が小さく、茎が地面を這っています。北米原産。

・アカバナユウゲショウ。４弁のピンクの小さな花です。南米原産。夕化粧という名前がいい。

・ヤエドクダミ。八重になったドクダミという変化球にも対応します。

・以上を含んだ散歩で出会った草花、ヤエドクダミ、金糸梅（中国原産）、ハゼラン（南米原産）、タイワンハチジョウナ（沖縄、台湾）、コマツヨイグサ（北米）、ナガミヒナゲシ（地中海）、アカバナユウゲショウ（南米原産）でトライしましたが、すべてでヒットしました。「花しらべ」860円の価値は充分あります。それにしても見事に外来種のオンパレード。

・画像認識、ディープラーニングのイノベーションは秒新分歩。さらにA Iと集合知＋５Gは、良い悪いはともかく劇的に世の中を変えそうです。

次号6月5日金曜日