クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック 

スマホのマイクを高性能版に替える

・予想通りスマートフォンにあらゆる電子機器が呑み込まれています。コンパクトデジカメもカーナビも音楽プレーヤーも。アップルはiPodの終了を匂わせていますし。

・一方でこの小さなコンピューターに付属品を足して機能を拡張する動きがあります。ちょっと使うにはスマートフォンでいいけれども、一歩特化した性能が欲しい人をターゲットにしています。

・このZOOMのiQ5もその一つ。これを使うとiPhoneが必要にして十分な録音機になります。ハンディーレコーダーは優れたものがたくさん登場して、RolandのEDIROL R-09HRはバンドの練習によく使いました。ただCDを作るとか高性能オーディオで聴くということはなく、iPodに入れてチェックするというぐらいなので、いつの間にか持って行くのが面倒になりました。

・iPhoneでも録音はできますが、どうしてもメモ程度の音質になります。このZOOMのプロフェッショナル・ステレオマイクロフォンは、コーラスやソロ演奏の練習、上手な人の参考録音、それに多分野鳥の声や蝉時雨もきれいに録れそうです(録音の角度や感度を替えられる)。

・なにより手のひらに入るほど小さく電池も不要なので、気軽に持ち歩いて不意のチャンスにいい音を録れます。

 

・ライトニング接続に対応しているので、そのままiPhone、iPad、iPodに付けて使えます。HandyRecorderという無料のアプリを入れて使うのですが、スマホのフル画面で操作できる点が専用機との大きな違いです。わかりやすく、ほぼマニュアルなしで使えました。本体のセッティングは左右の角度を例えば120度、録音は自動のAUTO GAINに設定するだけ。

 

・iPhone画面での設定は録音を広いコンサートかソロか会議かを決めます。自分のソロを録る場合は、マイクを自分に向けますが、その場合画面を反転することができるので見やすいです。

 

・録音の形式はアップル標準のAAC(MP-4)、ビットレートは音のいい160kbpsに。

 

・面白いのはエフェクト設定で、録った後でリバーブ(エコー)をかけて、遊べます。

 

・ZOOM PROFESSIONAL STEREO MICROPHONE iQ5 11340円(ヨドバシカメラ)。白と黒があります。ライトニングコネクターの部分がかぶらないケースなら外さないで付けられます。ムービーにも使えますが、その場合ステレオマイクを回転させます。

次号2月21日金曜日

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