クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック 

チューナー革命、感度抜群で弦楽器を調弦

・ドローン、ロボット、自動運転とテクノロジーの進化は止まりません。日常生活にもその波は押し寄せています。ギターやウクレレの調弦といえば、今や電子チューナーです。音叉やピッチパイプには戻れません。切符での乗車やフィルムカメラに戻らないように(趣味は別として)。

・画期的と思ったのはクリップ式電子チューナーの登場です。弦楽器の弦を巻くヘッドに付けて直接音を拾います。チューナーはこれが定番になりました。最近使っているNS MICRO TUNERは、長さが3cm、重さがわずか12.8gと名前の通りマイクロなので、ヘッドに付けっぱなしにしています。

・ただし精密さではストロボチューナーというものがあって(一般的なのはクロマチックチューナー)、音を拾いにくいベースではこれを使う人が多いようです。これにもクリップ式があって、peterson STROBE TUNERS。ただし、表示が揺れ動いて止まらず、面倒です。

・と思っていたら、テクノロジーの進歩は速く、tc electronicのpolytune clipという見やすいストロボチューナーが出ました。しかもピーターソン・クリップの半分の値段です。

・精密で見やすくリーズナブルな価格という3拍子揃ったチューナーで、新しく購入しようと考えている人はこれがお薦めです。ギター弾きの場合は、6弦すべてを鳴らして全弦の状態が一目でわかるポリチューンなる表示があります。

 

・感度は優秀で、プラスチック弦のベースウクレレでもしっかり音を拾います。ボタン一つでストロボとクロマチックを切り替えられますが、見やすくわかりやすいのはクロマチック・モードで、いつもはこっちを使います(写真の表示)。スマートフォンの画面表示のように、チューナーをどう付けてもディスプレイの自動回転機能があり、見やすい位置に来ます。

 

・左がピーターソンのストロボチューナー・クリップ。1万円以上する割にプラスチックボディーが安っぽく、電池の蓋が弱々しい。比べれば見やすさは歴然。

 

・NS MICRO TUNERと比較すると大きいけれど、一般的なクリップ式チューナーよりは小さい。そばで鳴らした楽器の音を拾って表示。感度が良い証拠。他のクリップ式チューナーは外すと拾いません。長さは約60mm幅26mm、重さ31g。

・たたむとこの大きさ。ステーはステンレスで耐久性はありそう。

http://www.tcelectronic.com/ja/polytune-clip/

次号7月24日金曜日

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