カテゴリ:エレクトロニクス ミュージック
ウクレレ用の小振りで細くしなやかなコード
・ステージではもちろん仲間内の小さなパーティーでも、音響装置があるとないでは大違いです。で、楽器とアンプを繋ぐのにシールドコード、略してシールドというものが必要になります。これの銘柄で音が大きく変わるのですが、その前にウクレレやマンドリンのような小さな楽器は、一般的に売られているシールドだとコードが太く、接続部のプラグも大きく重く、アンバランスです。
・楽器側差し込み部分には当て木をして補強してあるのですが、質量の大きなものがぶら下がっていると不安です。さらにコードの太さやしなやかさも重要で、いろいろ試してきたのですが、最近ウクレレ用のシールドが登場したというので手に入れてみました。
・ウクレレ用品を作っているORCASのウクレレ・ケーブルです。写真でみると確かにプラグは小さく(世界最小と謳っています)みえたのでさっそく取り寄せると、以外と重くゴツイが第一印象。
・ちょっと前使っていたGeorge L'sや現在使用中のProvidenceと比べると、やや大きく太く微妙です。まあプラグの長さはたしかに短いし、コードも柔らかい。それに自作が必要な前2種と違い、半田付けの完成品なので安心感はあるかも知れません。
・一般的なシールド(カナレ製)だと楽器(小さなソプラノウクレレ)に比べて重量感があり、コードの重さに引きずられます。
・ORCASはワンピース構造とかでたしかに出っ張りが小さい。
・ORCAS UKULELE CABLE 3mのS-S(ストレートプラグ)。価格は5000円弱。L字プラグ使用のL-Sや5mもあります。
・左からGeorge L's、Providence、ORCAS、最後が一般的な大きさの国産老舗カナレのシールド。はじめの二つはコード径が4mm。ORCASは5mm、端がCANARE6mm。10年以上使ったGeorge L'sはプラグも軽く小さくいいのですが、コードが固いのが欠点。
・今使っているProvidence V206が軽くコードも柔らかく、とりあえず小さなウクレレにはベストかもしれません。コードを好きな長さに切ってプラグに押し込み、電気接点をネジで留める方式ですが、今まで断線もなくトラブルはゼロです(半田付け完成品は音が出なくなったり雑音が発生したりが多々ありました)。音楽系通販のサウンドハウスでパーツ(左上のカッターと左下のゴムバンドは別)が手に入ります。価格はORCASとほぼ同じ。
次号4月15日金曜日
by 2016.04.11