カテゴリ:ミュージック
小さな弦楽器のための最小最軽量ケーブル
・結婚披露宴でもパーティーでも、楽器を演奏する時はアンプで増幅しないと音は届きません(特に乾杯のあとでは)。この場合、楽器からアンプ&スピーカーへ、俗にシールドと呼ばれるケーブルを使うのですが、市販されているものは主にギターやベース向きに作られていて太く重く、ウクレレのような小さな楽器にはマッチングしません。
・プラグが小さく、ケーブルが細く軽いタイプを探して見つけたのが、George L'sというギター用として定評のあるもので、長い間これを使いました。ソルダーレスとかソルダーフリーという、ケーブルにネジを締め付けていってハンダを使わないでとめるタイプです(この方が音が良いらしい)。
・唯一の欠点は、ケーブル径4mmと細いのですがやや硬く取り回しが悪いこと。そこで次にチャレンジしたのがプロヴィデンスというエフェクターなどの電子音響機器の接続コードで評判のメーカーのV206シリーズのケーブルとプラグを手に入れての自作です。
・径4mmでGeorge L'sと同じですが、よりしなやかでクセもすぐとれます。細いのですが音色もボリュームもまったく問題なく、ウクレレ用としてはベストです。
・プラグとケーブルの接続がネジ留め方式なので、ドライバーでの締め付け調整が微妙なのと、必ずつないでテストが必要など、多少気を遣うのですが、今まで一度も断線などのトラブルはありません。
・このV206にさらに小さなプラグのV206uという新製品が出ました。ウクレレビルダーとして知られるセイレーンとのコラボ商品とかで、uはウクレレのことでしょう。
・これはハンダ付けなので、ネジ留めは不安という人には安心なシールドです。
・Providence V206u 3mのストレートプラグで4212円(税込)。V206のプラグ(上)も充分小さいのですが、下のuは多分世界最小。このuモデルのアンプ側は大きな標準サイズ(左上)です。ウクレレだけでなく、マンドリンやヴァイオリンでもケーブルに楽器を引っ張られずに使えます。
http://providence.jp/products/cable/v206u.html
次号9月29日金曜日
by 2017.09.25