クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:ミュージック 

人はカポタストになぜ情熱を注ぐのか

・カポタストというものがあります。主にギターで使う道具で、フレットに取り付けるだけでキーを変える移調が簡単になります。弦楽器は和音(コード)が重要なのですが、フォーム()を数種類覚えるだけで、カポがあればどの調(CとかGFとか)でも和音が出せます。

・弦を挟んで押さえつける簡単な道具なのですが、まあ、ありとあらゆることを考えるのが人類(主にアメリカ人)で、そこが面白くてつい手が出て、たくさん集まってしまいました。

・最新コレクションがこのスカル・カポで、ついに機能を離れて見た目まで手を伸ばし始めました。ロックバンドに相応しいかも。

・キクタニ スカル カポ。ネジ式で骸骨を回して締めます。亜鉛合金製で83gと重い(重量があると音が良くなる説あり)2000円。エレキだけでなくアコースティックギターでも使えます。

・コレクションの一部。微調整が可能なネジ式、金属やゴムの弾性を利用するテコ式、ワンタッチで使えるバネ式、さらに摩擦式(挟んで押し付けるとそこで止まる)も。材質の進化があるにしても、まだまだ増え続けそう。カーボンやチタンとか。誰かに文化人類学的考察をしてもらいたいです。

・評価の高いギター用カポたち。右下のマッキニー(トニー・ライスモデル)はカポのロールズロイスといわれ、今や価格は3万円を超えます(最近これの復刻版があるようです)

・面白変則カポ。左上はチューナー付き。右上は取り付けたあとそのままスライドして動かせるグライダーカポなるもの。右端は弦を選んで移調できるもの。作る人も使う人も、不思議な世界です。

・ウクレレ用でもこれだけあります。上段は本来マンドリンやバンジョー用。左下は最軽量ですが、下の中央がウクレレ用としてはベスト(滅多に使いませんが)

次号35日月曜日

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