カテゴリ:ミュージック
ウクレレにピッタリの超小型プリアンプ
・ビジネスは「レス」がキーワードなんだそうです。コードレスとかカロリーレスとかキャッシュレスとか。
・音楽の世界も、CDやレコード店、音楽番組のレス化が進んでいますが、アマチュア・ミュージシャンにとってありがたいのは、テクノロジー&イノベーションで、楽器以外の道具が軽量コンパクト化していることです。
・プリアンプという道具があります。アコースティックギターやウクレレなどの弦楽器はこれを通してアンプにつなぎます。楽器から出る出力を上げ、音色を調整して好みの音をスピーカーから出すための電子ボックスです。
・特にアマチュアの場合は、演奏場所まですべて自分で運ぶので、このプリアンプも軽量コンパクトが必須です。
・このため電池駆動式で小さなタイプがベスト。100V電源が必要なモデルは、コードで足元がごちゃつく上に、ACアダプターは大きく重いものが多いからです。
・で、今までアコースティック楽器の定番といわれるL.R.BuggsのPARA ACOUSTIC D.I.やその最新モデルのsession acoustic DIなどいくつか使いましたが、ついに手の平サイズ、タバコぐらいのプリアンプが出ました。
・音は、今までのものに勝るとも劣らないです。小さな家庭用アンプでも、このHEADWAY EDM-1を通すと柔らかで艶のあるウクレレの音を出すことができました。
・今までのものはどれも手元で触ることができなかったのですが、これは譜面台に置いて操作できるはじめてのプリアンプです。ミュートボタンを押せば調弦(チューニング)もすぐできます。
・HEADWAYという国産ギターメーカーがありますが、このイギリスの音響メーカーと無関係です。66×110×30mmで300g。低中高の3バンドイコライザー付き。これに9Vのバッテリーが内蔵されているのが不思議。さらに優れているのはXLR(カノン)出力ができるアダプターが付属しているので、PAのいるちゃんとした舞台でも困りません。価格も27000円ぐらいとリーズナブル。
次号4月2日月曜日
by 2018.03.30