クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:野遊び 

捕虫網は進歩しているのか?

 NPOむしむし探し隊の会長をやっているせいで、このところ虫との関係が深くなっています。そんなわけで虫捕り用の網は変化しているのかどうか気になりウエブで調べたり、東京・中野のむし社へ見に行ったりしました。虫捕り網といっても、公園で子供たちが振り回している、夏にデパートなどで売られている針金細工のアミではありません(これと花火は夏の風物詩グッズですが)。はたして20年以上前手に入れた補虫網はどれだけ進化しているのか?

 ともに直径42センチの補虫網。上が昔のステンレス四ツ折り枠とジュラルミン振り出し竿。下が軽合金四ツ折り枠(3980円)と振り出しカーボンロッド(9800円)。20年の進化は主に軽量化ですね。かつて竿は木、ジュラルミン(これはいまでも同じ物が売られています。4190円)、グラスファイバーでした。

 伸ばすとこんな感じで、ジュラルミンは150センチ4本継ぎ、カーボンは7本継ぎ360センチ(カーボンは180センチもあります)。

 直径42センチの枠、左が軽合金(130グラム)、右がステンレス(330グラム)。このステンレス枠は本来写真の木の棒(180センチ、一本棒です。これを差し込みネジで留める乱暴なシロモノ)で使いますが、ジュラルミンに挟んで使えます。圧倒的に軽い軽合金がいいようにみえますが、ヘビーデューティではなく木の枝や草を払って網を振れません。できるのはステンレスの方で葉についた甲虫などこれでたたいて落とせます。ネットとこの枠だけ持って行けば棒は現地調達ということもできます。ただし重い。

 仕舞いはこうなります。仕舞寸法45センチ・ジュラルミン(上)のセットは総重量630グラム、同61センチ・カーボン(下)セット総重量414グラムでその差216グラム。ナイロンネットはほとんど変わりがありません。たしかに新素材で軽くなりましたが進歩したのかどうか、でも軽い方を手にしますね、たぶん。

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