クールシニアのウェブマガジン

毎週月・金曜日発行

クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:野遊び 

カタカナ語を使いたがるわけ

・新しいカタカナ語が出てきて、戸惑うことがしばしばあります。最近では「リスキリング」。コロナの時は「エヴィデンス」。それぞれ「学び直し」、「証拠」で、普通に日本語で言えます。

 

・カタカナ外国語使いでは小池都知事が有名で、「アンシャン・レジューム」、「メルクマール」、「ワイズスペンディング」なんてのもありました。旧体制、目標、賢い支出と言えば簡単でわかりやすいんですが‥‥。

 

・人はなぜカタカナ語を使いたがるのか?   生々しさが薄れて角が取れる気がする‥‥というのもありますが、新しい意味があるように思わせるということでしょう。場合によってはカッコよく見せるというのもあります。流行り言葉で言えば"シン・なんとか"です。

 

・BE-PALというアウトドア雑誌を創刊した時、それまでの"野外活動"をアウトドアライフという新しいイメージにするのに時間がかかりました。そこで言い換えです。天幕→テント、幕営→キャンプ、幕営地→キャンプサイト、火器→ストーブ、登山靴→トレッキングシューズ、野鳥観察→バードウォッチングなどなど。

 

・マニアの活動ではなく、ふつうの人が自然と親しむのが趣旨だったので、編集会議では「バター炒めしよう」といったものです。登山をトレッキングというように。まあ、アメリカからの輸入ですから横文字が多くなるのは仕方ないです。

 

 

・それは今もあるようで、JACKALLという釣り具メーカーは、とかくダサいと思われがちな"釣り"をカタカナ語で包んで、やったことのない人や女性も入り易くを狙っています。

 

・ROOSTER GEAR MARKETというブランド。Ready to Fish !は小物釣りの仕掛けセット(550円)、POKE BAITは釣りエサのことで、オキアミを水飴などで加工したエサなので、ミミズやゴカイなどの生き餌を触れない女性向けとか(600円)。

https://roostergearmarket.com

次号4月3日月曜日

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