カテゴリ:野遊び
メダカはなんといっても黒メダカ
・マツモとかホザキノフサモ、クロモといった俗に「キンギョモ」と称される日本の水草を飼育してン十年です。このため水瓶を置いているのですが、ボウフラが湧くと困るのでメダカを入れてあります。メダカは英語では、たまにRICE FISHと言われます、水田にいますから。学名がOryzias latipesなんですが、イネの学名Oryza由来だそうです。
・このメダカ、世代交代がうまくいくといいのですが、時々補充が必要です。採集する時間がない時はメダカを扱う園芸店やアクアリウム・ショップで調達するのですが、最近はメダカの改良品種というのが人気で、白メダカ、青メダカ、楊貴妃なんてのだらけで、ふつうの黒メダカが置いてないショップが増えました。
・売ってる黒メダカは10尾1000円ぐらいで高価なわけではないので買った方が簡単なんですが、しかたなく採集に出かけました。東京なら近郊の埼玉県や千葉県まで足を伸ばせば、まだまだ田んぼ脇のほそにいます。
・用意するのはまず採集用のタモ網。写真は学術調査用ですが、丈夫な調査・採集用に使えるタモ網は、埼玉県鴻巣市にある三谷釣漁具店にあります。例えば幅28cm、長さ115cm、深さ23cm、先がステンレス二重構造で、網目が2mm(小さなメダカもすくえます)が3520円。
http://www.mitani-gyogu.jp/ballnet/index.html
・これに魚を入れるビニール袋として、厚手の漬物用をホームセンターで。さらに運搬時に酸素缶で酸素をビニール袋内に吹きかけます。熱帯魚店にある小さなネットも役に立ちます。
・成魚の群れが少なかったので、稚魚を20尾ほど採取。キンギョモ系の水草は水田脇にはなく、他にドジョウやタニシ、ギンヤンマのヤゴがいて、まだまだ自然は残っています。
次号6月10日月曜日
by 2024.06.07