カテゴリ:野遊び
アウトドア・ガスコンロはまだまだ進化中です
・小さなガスコンロがあれば、いつでもどこでもカップラーメンが食べられます。野遊び道具の必需品ですが、今もなお進化しています。前に紹介したSOTOのマイクロレギュレーター・ストーブに、ウインドマスターという新モデルが出ました。
・バーナー部を凹型にして風に強い改良をしました。これだと風よけのウインドスクリーンが不要になります。さらにゴトクを着脱式にしたのでコンパクトになりました(標準は3本足ですが、オプションでさらに安定感のある4本足も用意されています)。前モデルのゴトクが組み立ても収納も引っかかって使いにくかったのでバージョンアップは正解です。
・この改善で前モデルがウインドスクリーンこみで92g、に対して標準の3本ゴトクで67g(4本式だと87g)と大幅に軽くなりました(ウインドスクリーンが要りませんから)。火力は共に2800kcalと変わりません。価格はちょっと高くなって8820円。
・これでじゅうぶんコンパクトで軽いのですが、もっと軽量なものも登場しました。アメリカのOlicamp社のKinetic Ultra Titanium Stoveで、重量がなんと48g! これだとウルトラライト・マニアが愛用するアルコール・コンロに限りなく近いです。
・ただSOTOは着火装置が付いてますが、これはマッチかライターが必要です。三本ゴトクは開くだけなのでかんたん。使い勝手はいいです。火力は2400kcalとちょい低いですが冬山で使わない限り、問題はないでしょう。
・両製品とも東京・下北沢のBOZEMANにあります。
・SOTOの新旧モデルを並べたところ。左がウインドマスターで、ウインドスクリーンが不要なのでスッキリしています。共に着火装置付き。
・バーナー部がすり鉢状になっているので横風に強い(こういうのってコロンブス的発想なんでしょうね)。湯沸かし以上の例えばフライパンを使って料理をしたいような人はオプションの4本ゴトクを。
・バラすとこんな感じ。三本ゴトクは中の2本が捻って重ねられるようになっています。
・ウルトラライト製品メーカーのFREELIGHT製チタン550クックポット(この手で最軽量の83g4800円)にガスカートリッジとゴトクが入ります。バーナー部に尖ったゴトクがないのでメッシュバッグに引っかかりません。
・これがウルトラライト・ガスコンロのOlicamp チタンストーブ。ガスカートリッジこみで約250gと常識はずれの重量。
・ゴトクはたたまれたものを開くだけなので容易。着火装置は付いていません。
・SOTOのウインドマスターと比べると、かなりOlicampは背が低く、安定感はあります。さてどっちがいいか悩むところ。まあ、日本なのでSOTOを使うのが無難ということになるでしょうか。
次号5月20日月曜日
by 2013.05.16