カテゴリ:季節 野遊び
都内最大の銀杏と東京近郊一番の紅葉
・皇居を始め東京の紅葉は終盤です。銀杏といえば外苑の並木が有名ですが、都内最大の銀杏が麻布十番にあります。幹まわり10.4m、樹高20m、樹齢750年の国指定天然記念物。昭和20年の東京大空襲で善福寺本堂は全焼しますが、この銀杏は生き残ります(樹高が低いのは空襲のため)。
・地下鉄麻布十番駅(大江戸線)から5〜6分の麻布山善福寺。浄土真宗だけあって、親鸞上人の杖から銀杏が生えたとか、境内入口の泉(東京市街地では珍しく今も湧いています)も突いた錫杖(しゃくじょう)から湧き出したとかいう逸話が残っています。後方のビルは高級レジデンスで知られる元麻布ヒルズのフォレストタワー(地上29階)。
・東京近郊で随一の紅葉名所といえば新座市野火止めの平林寺。とにかく近いうえ、13万坪という広大な境内林が赤や黄色に彩られます。こちらも国指定の天然記念物。
・松、杉、竹の緑にモミジ、クヌギの赤黄が混じる、色鮮やかな遊歩道があり、ゆっくり眺めれば2時間はかかります。拝観料は500円。正門前にひるねの森という駐車場があります。
・基本的にモミジが多いのですが、赤、黄、緑と色様々です。
・紅葉は盛期を過ぎていますが、これからは木の周りに積もる「散り紅葉」を楽しめます。
次号12月8日月曜日
by 2014.12.05