カテゴリ:季節 野遊び
多摩川の春一番、マルタウグイの産卵
・今年もマルタウグイが海から遡上してきました。多摩川に春を告げる知らせです。これが現れると桜の季節到来です。マルタウグイは海と川を行き来するウグイで、大きくなります。毎年型が大きくなっているようで、今年は50cmから60cmが平均サイズです。
・これを毛鉤で釣るのが春の楽しみです。河川で大物といえば、尺(約30cm)が基準なので、倍近い魚とやりとりできるのはこのマルタ釣りぐらいでしょうか(居つきのナマズやコイもありますが)。
・魚が大きいのでルアーフィッシングもチラホラ見かけますが、フライフィッシングだとラインで火傷するぐらい引っ張るので面白いです。5月の連休ぐらいまでの季節限定です。
・水深20cmほどの砂利底の浅瀬に集まって産卵します。白く泡立っています。これを見つければ必ず釣れます。
・普段は黒一色の体が婚姻色で赤に染まります。彩りは個体差があって面白いです。下はマルタウグイでなく普通のウグイの婚姻色。混じります。
・道具や毛鉤を含めてそれほど難しい釣りではありません。ただ瀬に密集しているので、糸に魚が触ったのを当たりと思って合わせると毛鉤が口以外に掛かります。いわゆるスレですが、50cmを超えるものだと寄ってきません、お手上げです。
・なだらかな浅瀬の開けた多摩川。芽吹いたクコ、カワジシャの河原で弁当を広げ、お茶を沸かして過ごします。
次号3月27日金曜日
by 2015.03.23