カテゴリ:季節 野遊び
梅雨入り前に甲州で岩魚釣り
・「自然っていいね」とかいいますが、その自然とはその人の知っている範囲をいいます。つまり、知れば知るほど自然は大きく広くなることになります。というわけで、山歩きより渓流釣りです。登山道と違い人のそれほど通らない沢歩きはいろんなものに出会えます。
・梅雨前の晴れた日、友人のNさん、Oさんと甲州の谷に入りました。山はツツジやハリエンジュが終わり、花はあまり咲いていません。白いブラシのようなウワミズザクラが時々あります。
・エゾハルゼミ、カッコー、ウグイス、ツツドリの鳴き声、キツツキの打音が聞こえます。カモシカの足跡、鹿の群も見ました。岩魚釣りはもちろん楽しいのですが、年齢と共に釣り以外に使う時間が増えています。
・岩の下に揺らめく岩魚を狙うNさん。渓はまだ夏の深緑にはなっていません。
・陽の当たるところに出てきた真っ黒な岩魚。まだやせています。
・クリンソウの花。まだ咲いていない株がたくさんありました。九輪草の九輪は五重塔のてっぺんにある輪が九つの飾りのこと。日本で一番大きなサクラソウです。
・桜といってもバラ科ウワミズザクラ属ウワミズザクラ・上溝桜(photo by Ootake) 。
・砂防堰堤上の開けた白い砂地と水面。こういう風景は長時間歩いた末の褒美です。
・Ⅱの字、偶蹄目カモシカの足跡。ついさっきです。
・鹿の骨だと思いますが、それにしても鹿が多い。
・沢を降りていて遭遇した不気味な仰天光景。ミズナラなどの植林を鹿から守るための袋。最近は山梨県でも長野県でも、果樹園、畑はすべて金網で覆ってあります。
次号6月3日金曜日
by 2016.05.30