カテゴリ:エレクトロニクス 野遊び
知的好奇心を刺激する雑木林のキノコ
・キノコのシーズンです。今年はいいのか悪いのか聞こえて来ませんが、この間道の駅でシロオニタケ(毒)を売ったというとんでもない話があり、キノコ狩りはプロと一緒じゃないと無理です。
・Study nature, not books. ハーバード大の博物学者、ルイ・アーガシーの言葉ですが、本や図鑑では自然はわかりません。
・しかし観察ならこれほど面白い対象はありません。千変万化のうえ、なにしろ野鳥や昆虫のように逃げません。
・というわけで近くの雑木林にクローズアップ撮影のできるカメラを持って出かけました。
・お寺の境内からはずれた雑木林、コナラの根元になんとマイタケがありました。自然にはえたものを見るのは2回目です。
・シロオニタケの幼菌。オリンパスのミラーレスEM-1には深度合成モードがあり、人間の眼のように前後すべてにピントが合います。
・深度合成しない通常の撮影だとこのように背景がボケます。この方が対象が浮き上がり立体感が出ますが。
・レンズは深度合成モードに対応している120mmマクロレンズ(ほかは24-80mmと80-300mmのズームレンズ)。8枚撮影し合成するので三脚は必要。
・クローズアップ撮影のもう一つのレンズは超広角レンズ。これの利点はどんな場所にはえているかわかることで、超広角なので焦点深度が深く背景までピントが合います。使用レンズはパナソニックの14-28mmズームで、マイクロフォーサーズグループなので使えます。オリンパスのミラーレスは、防滴、手ぶれに強く、なんといっても軽量コンパクトなので(地形好きのタモリ氏も愛用)、アウトドアマン御用達カメラです。接写、望遠接写、それに深度合成もあるので昆虫写真家の海野氏をはじめ虫好きにも人気です。
・歩道脇の切り株にはえたキノコという状況がわかります。キノコはホコリタケの仲間のノウタケ(幼菌)。
・成長するとこんな脳のような形になります。
・ハリガネオチバタケ。ほんとに針金に見えます。
・ホウキタケの仲間のフサタケ。列状の姿は刷毛といってもいいです。
次号10月7日金曜日
by 2016.10.03