カテゴリ:フード&ドリンク 季節 野遊び
葉も花も実も楽しめる常緑の低木
・フェイジョアの実が落ち始めました。落ちた実を2週間ほど追熟し、柔らかくなったら食べられます。鉢植えにしたものを2年前の夏に置きました。翌年の春は花が数個咲き、実は小さなものが2~3個しか付かなかったのですが、今年は花も5月下旬にたくさん咲き、そして10月末に実が40個ほど付きました。
・フェイジョアは、フトモモ科の常緑低木で、南米原産ですがニュージーランドやオーストラリアで街路樹や庭木としてポピュラーだそうです。
・日本では30年前から栽培されているということですが知りませんでした。これを選んだ理由は、艶のある緑葉で目隠しになり、エキゾチックな花が咲き、しかも果実までなるからです。
・実は園芸本には"バナナとパイナップルのような"とありますが、香りがパッションフルーツに近く、甘酸っぱくておいしいです。なにより市場に出まわるようなフルーツではなく希少価値があります。
・グアバと同じフトモモ科なので熱帯系の果樹ですが、-10℃まで耐えるというので関東以西なら大丈夫です。低木なのでベランダでもいけます。病虫害に強く手間要らずなのでズボラな園芸ファン向きです。
・オーストラリアっぽいエキゾチックな花。枝に3つも4つもつきます。これも食べられます。
・花が咲いたら柔らかい筆のようなもので受粉させ、実がついたら、1個か2個になるように摘果します。10月の後半になって気温が下がると、毎日3~4個づつ落ちるようになります。
・割ってスプーンで掬って種ごと食べます。大きさは種によって違うようで(20種以上あり、1本で実がなるタイプと複数植えないと結実しないものとあります)、当方のクーリッジ種(自家結実種、ポピュラー)はタマゴより二回り小さく(写真)、ウズラぐらいが多いです。
次号11月6日金曜日
by 2020.11.02