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暗いとモノがよく見えなくなります
・暗い場所で人間の目はより光を求めて瞳孔が開きます。するとピントの範囲が狭くなり、視力が落ちます。カメラで光が足りない時に絞りを開くと被写界深度、つまり焦点の合う範囲が狭くなりますが、あれと同じです。
・このため夜空の星を見ると、瞳孔が開いてしまうために星にピントが合いにくく、チラついてしまいます。これをなんとかしようと考えたのが光学メーカーのサイトロインジャパン。眼鏡レンズメーカーの東海光学と共同開発したのが「ステラグラス」という星空観察用のオーバーグラス(眼鏡の上からかけられる)です。
・透過率の優れたマルチコートをレンズに施し、遠くのかすかな光を放つものに対してピントの位置を無限遠にシフトする‥‥東海光学の夜専用メガネ「ナイトグラス」を応用したといいます。
・夜空以外にも、薄暗いコンサートホールやライブハウス、夕暮れや曇りの日にも効果があるといいます。ということは光が少なくなると視力の落ちるシニアにも効果があるのではと、さっそく試してみました。
・夕暮れに車を運転して使ってみましたが、信号などはクリアになり、劇的ではありませんが対向車や歩行者も輪郭がしっかりします。夜の街灯などは光源が滲んでしまうこともありません。星空観察はそうしませんが、シニアには夕方や夜、それに曇りの日のドライブで重宝しそうです。
・ヨコ6cm×タテ4.3cmサイズの眼鏡までかぶせることができます。33g。人気で予約注文でしたが、今は手に入るようです。9900円。
https://www.sightron.co.jp/product/stellarglasses.html
次号10月11日金曜日
by 2024.10.07