カテゴリ:季節 野遊び
漂う香に包まれて70種を観梅
・梅の季節です。梅林といえば東京近郊では、埼玉県入間の越生梅林(水戸偕楽園、熱海梅園に並ぶ関東三大梅林の一つ)や、昨年ウイルスで伐採された青梅の吉野梅郷が有名ですが、もっと近くに気持ちのいい梅園があります。
・調布の神代植物公園のうめ園です。180本と少ないのですが、普通の白梅から紅梅(淡いもの、鮮やかなもの、深い紅まで)、八重、枝垂れなど70品種をまとめて観ることができます。
・さらに道より低く、樹林に包まれた場所のせいか、香りが逃げないので梅の香漂う中を歩けます。もう一つ、カメラレンズをどこへ向けても周りが竹林や雑木に囲まれているために、背景を気にする必要がありません。
・ゆっくり観ても2時間ほどなので、疲れません。深大寺蕎麦を楽しんで帰れます。
・梅の開花率は40%というところで(2/19)、3月初めまで楽しめます。「白難波」(しろなにわ)という白梅がこの時満開。開花の遅い枝垂れ系はまだつぼみです(あの風情が好きな人は2月下旬が見頃)。
・淡いピンクの「蓮久」(れんきゅう)。八重咲きです。
・四分咲きの「紅鶴」(べにづる)。背景はこのように空抜きで撮影できます。
・濃く深く青空に映える深紅あるいは真紅の「緋の司」(ひのつかさ)。
・神代植物公園の地図。これでわかるように、正門入り口でなく深大寺門から入ると、うめ園はすぐです。
次号2月23日月曜日
by 2015.02.20