クールシニアのウェブマガジン

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クールは「カッコイイ」ですが、背筋をのばして歩く60+シニアの情報を集めます。

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エディター

中村 滋 Shigeru Nakamura

BE-PAL、DIME、サライなどライフスタイル雑誌を創刊。

カテゴリ:季節 

なぜチューリップの木なのか

東京都最大の公園という水元公園に出かけた折、低いところに咲いているユリノキの花を見ることができました。この街路樹に使われるモクレンの仲間(北米原産)は巨木(60mにもなるらしい)が多く、今の時期花が咲くのですが高いところで咲いていて近くで見ることができなかったのです。

 さてこの花、何に見えるでしょうか? 百合の木というのですがやや無理がありますね。やはり英名のチューリップ・ツリーの方が近い。どうやら学名の「百合のような」というのが原因らしい。葉の形が軍配や奴凧に似ているのでヤッコダコノキとかグンバイノキとも。

 どうみてもチューリップです。秋にこの大きな葉が黄葉します。紅葉も見応えがありますが、実がやはりチューリップかあるいは王冠のような形をしていてチューリップ・ツリーが正しい。巨木なら上野の東京国立博物館、それに新宿御苑(この二カ所が古いらしく明治初期に入ってきたときの何本からしい)と皇居の半蔵門から桜田門まで皇居を取り巻いているユリ並木がすばらしいです。今ならつやつやの新緑と、地味だけれども大型の花が眺められます。もちろん双眼鏡があった方がよいです。

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