・この季節、京都の旅行案内に「青もみじ」の文字が散見します。梅雨時に京都に来てもらおうということだと思いますが、なるほどモミジ、カエデの類は新緑も美しいです。夏になると濃緑になるので今が「青もみじ」の候でしょう。

・というわけで、東京近郊の広大な紅葉の名所・平林寺へ。ここは格式の高い禅寺として有名ですが、武蔵野の面影を色濃く残す13万坪の境内林が国指定の天然記念物に指定され、とりわけモミジの多さは群を抜いています。

・紅葉の季節しか訪れたことがなかったのですが、山門、本殿の周囲から境内林まで青、青、青のモミジやカエデに覆われて「青もみじ」侮れない美しさです。しかもまだその風景が知られていないのか、参拝客はほとんどいないので独り占めです(ウィークデーですが)。

http://www.heirinji.or.jp

・山門。

・本堂前の仏殿。

・放生池。紅葉時は紅いモミジが水面に写るのですが、今は鯉を彩るのは青もみじ。

・イロハモミジを中心とする並木道。

・本殿からもみじ山を抜けて一周すると2.3kmで約60分。

・紫陽花もわずかですが見ることができます。

次号6月22日月曜日