カテゴリ:文房具
108年ぶりに改良されたシンプルな文具
・Wクリップと呼ばれる文具があります。あの国会で見かける財務省の分厚い森友文書をとめているあれです。
・ゼムクリップや目玉クリップでは、ずれたり外れたりするのでやはり強力なWクリップです。中身の改ざんはともかく確実に残ります。
・デジタル時代で不要の長物と思われがちですが、逆に一時保管の文書のために必要で、売り上げが落ちていないんだそうです。
・で、今話題になっているのが、PLUSの「エアかる」。梃子の支点を移動させ、取っ手を長くしたものですが、なるほど劇的に軽いです。
・このWクリップは、アメリカ人が1910年に発明したといいますから、なんと108年ぶりの改良です。その時のネーミングが「Paper Binding Clip」、日本では 「書類挟み」で1912年に特許取得。ほかにもターンクリップ、バインダークリップ、フォールディングクリップとかいろいろありますが、横から見た形がWなので、ダブリュをダブルと訛って、ダブルクリップが標準和名でしょうか。
・PLUSでは発売以来60年目の改良だそうで、「既存の考えにとらわれていた」ということですが、よくぞ気がつきました、拍手です。
・大中小とありますが、大は従来品だと子供、女性、高齢者には辛いので、画期的な改良です。こうしてみると、文具に限らず根本的見直し、再定義はまだまだありそうです。
次号3月30日金曜日
by 2018.03.26