カテゴリ:文房具
エルバン、350年前のインクを復刻
・学びは鉛筆、仕事はボールペン、私用はインク‥‥と、それぞれ使い途と良さがあります。中でもインクは気持ちを伝える時、手紙や葉書に用います。
・そのインクの老舗エルバンが、パリで最初に売り出したインクを復刻しました。エルバン創業は1670年、ルイ14世の時で、インクは1700年に登場します。
・自然の美しい色を表現したトラディショナルインク5色セットで、当時のキャップとラベルを復刻した350周年限定バージョン。
・Redはイナゴマメレッド。赤い実の色。この実を使って天秤ばかりでダイヤを測ったので、イナゴマメのギリシャ語名からカラットが単位になったという話があります。
・Blackは最初に作られたインクで、艶のある黒。
・Violetteのヴィオレパンセ、紫色はエルバンの代表インクであり、最近までフランス全土の小学校指定色だったといいます。
・Greenはモクセイソウの緑を表現。
・Forget-me-notは忘れな草のブルーです。
・容量10mlの5本セット、吸引式あるいはつけペン用のミニボトル。5500円。
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・手紙や葉書など少しの筆記にはつけペン式の使い方がベストです。万年筆に吸引式でインクを入れたり、カートリッジを差し込んだりせずに、インク瓶にペン先をつけて使用して、使い終わったら水洗いします。長文や原稿を書くならまだしも、ちょっと使ってインクを入れっぱなしにすると、固まって使えなくなります。
・そんな使い方に写真のロトリング・アートペンは最適。個性的な字を描くカリグラフィー用ですが、万年筆のような引っ掛かりがまったくなく、サインペンのフラットな書き心地で、サラサラと書ける不思議なペンです。カートリッジ式ですが、つけペンデザインです。
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・エルバンには優れたインクペンがあります。インクの風合いを日常的に使いたい人はこのローラー式ボールペン。0.5mmの細字をボールペンのようにインクで書けます。
・カートリッジ式ですが、このキャップは性能が良く1~2年ほっておいても乾きません。しかも660円と安価なので色別にして使っています。今は置いてある店を時々見かけますが、オンラインショップも。
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次号4月27日月曜日
by 2020.04.24