カテゴリ:文房具
最近気になる筆記具
・世に文具好きは数多くいます。その理由の一つに、次から次へと新しいアイディア、知恵、工夫を凝らした新商品が出てくることがあるかもしれません。日頃使う日用品でしかも安価なのでつい手が出てしまいます。
・東京・銀座の伊東屋とか新宿の世界堂などへ行くと時がたつのを忘れます。小学一年生用の鉛筆、逆に大人の鉛筆、イラストや漫画用の専用ペン、軽いクロッキー用の極太鉛筆などなど、面白い筆記具がありました。
・鉛筆メーカーといえば三菱とトンボが有名ですが、そのトンボが小学一年生用の鉛筆を出しています。ところで、トンボ鉛筆は長い間Tombowと下を向いたトンボのマークでしたが、最近このトンボのイラストが変わり、なんと上向きに変わりました。鉛筆使用を上向きにしようということなんでしょうか。マニア的にはこの変化は要チェックです、前期後期とか。
・それはさておき、この鉛筆は小学一年生の小さな手に合わせて、長さを10%短くして顔に当たらないようにし、角もやや丸くしてあります。大人が使っても短い分軽くてなかなかいいです。昔、鉛筆の端を削って名前を書いた人は、名前を書く場所があり削らなくてもボールペンで名前が記入できます(表面塗料のせいでしょう)。1ダース600円で赤鉛筆(バツ用ではなく丸つけ用と気配り表記に)が一本入っています。右の2本は通常の鉛筆。右端は今はなきコーリン鉛筆。
・大人の鉛筆は、東京下町の北星鉛筆(きたぼしえんぴつ)が作った鉛筆風ノック式シャープ。2mm芯なのでおおらかに書けます。こういうのは2Bを入れるのがいいです。できれば先とノック部分をアルミにしてさらに軽くしてくれたらいうことないのですが。
・芯削り器付きを買ったのですが、この芯先端用削り器は秀逸です。これだけを150円で売っているので、太い芯を使用する人はぜひ買うべき。芯削り機付き680円。
・インク瓶に差し込んで使うペン先を今でも作っている立川ピン製作所が発売したラインマーカーA.Tなる不思議なペン。万年筆でもフェルトペンでもないとメーカーはいっていますが、小さなペン先がついているので特殊ペンといったところでしょうか。
・漫画、スケッチ、イラスト、デザインにというのですが、その昔あったロトリングというイラストペンの様に線が一定なので、イラストに書き文字を入れるのにピッタリです。
・インクは顔料インクのカートリッジを使うのですが、始めての時差し込んでから書けるまでに3分以上かかるので、じっと我慢です。太さは0.1、0.3、0.5の3種類。普通に字を書くなら0.5でしょうか、0.1ならかなり小さな字がかけます。万年筆のようにペン先を斜めにするとインクが出ないのでちょっとコツが要ります。840円。
・パイロットのクロッキー用鉛筆です。4mm芯なのでデッサンやクロッキー用と思われますが、ラフスケッチやメモに使ってもなかなか心地いいです。そのわけは軽さにあります。この太さでわずか11g。4mm芯を使った鉛筆は10g程度なのでほとんど変わりません。
・スクリュー式の繰り出しでほんの少し出すことができます。Hから6Bまであり315円。
・北星鉛筆の大人の鉛筆用芯削り器は太芯鉛筆の先端を削ることができる素晴らしい道具です。上から4mm芯パイロット・クロッキー、同月光荘8B、3mm強の芯トンボ赤鉛筆、2mm芯東欧アンティーク芯ホルダー、同大人の鉛筆、1.3mm芯ARISTO 3fit。パイロット・クロッキーはこの手専用のヤスリがありますが、こっちの方が使いやすい。
・芯を長めに出して差し込んでから回すだけ。見ながら削れるので容易です。
次号3月1日金曜日
by 2013.02.25