カテゴリ:文房具
軽くて薄いシニア向けプリント用紙
・出版不況が続いています。大型店化とセレクト化が書店では試みられています。個人が選んだ本や書棚を貸すセレクト書店などを作家がトライしていますが、根本解決にはならないでしょう。
・先日、ローレンス・ブロックの文春文庫新刊「エレイングラフ弁護士の事件簿」を読んで、相変わらす面白い作家だと感心しました。そこで未読の「殺し屋 最後の仕事」をアマゾンで取り寄せました。2011年発行二見文庫なのでジュンク堂などの大型書店にもありません。
・目的買いはもはやネットです。何でもあるようで"ない"スーパーや百貨店の道を書店も辿っています。解決策があるとすれば超大型書店とそれに"カテゴリー書店"で、文庫専門店、新書専門店、料理本専門、写真本専門などなど。古書を含めて徹底すれば(最重要点)、手にとって選ぶ楽しみも可能です(本やファッションはこれが大切)。
・このトレンドは書店に限りません。プリント用の薄い上質紙を買いに品揃えで評判だったヨドバシカメラで探したら無くなってました。紙の厚みはg/㎡で表します。長年使っていたのが64g/㎡ぐらいで厚さは0.09mmなんですが、0.1mm以上しか置いてありません。
・結局"薄い上質紙"でネット検索して見つけたのが「松本用紙店」。MS上質紙51.8g/㎡ 0.06mm。A4 500枚、3520円。500枚でわずか3cmです。今まで使っていた64g/㎡ 0.09mmだと4.5cm、一般的なコピー用紙の81.4g/㎡ 0.1mmなら5cmにもなります。
・今までに演奏した楽譜が約100曲あり、これをバインダーに綴じるとけっこう重く厚くなりますが、このMS上質紙51.8g/㎡ 0.06mmなら市販のリングバインダーに片面印刷の楽譜でも楽に収納できます。今でいうスペパ(スペース・パフォーマンス)であります。もっとも薄いので油性ボールペンではやや裏ぬけし、少しめくりにくいです。ただ、この軽さはシニアにはありがたいです。
https://www.moriichi-net.co.jp/c/cat52/000-0454A
次号9月16日月曜日
by 2024.09.13