カテゴリ:文房具
アナログ思考を助ける道具

・都会のタワマンで暮らしていると、蝉時雨で夏を、金木犀の香りで秋を感じることもなく、季節の移ろいはカレンダーで知ることになります。デジタルは優秀だけれども、実態を知らないと判断を誤ります。ウクライナの戦線では最新鋭デジタル制御兵器より一昔前の修理しやすいアナログ兵器が活躍しているといいます。
・面積をテニスコート一面、高さを4階建ビル、重さはペットボトル、長さは畳一枚とかとかは、直感でわかり数値より理解しやすいです。ロケットや自動車の製造で定評のある測定機器メーカーの新潟精機が小学生向けに作った定規と分度器が密かなベストセラーになっているといいます。
・数値が階段状の目盛になっていて、一目で量がわかります。半分のところに赤矢印が付いているのも親切。定規は段差がついていて掴みやすくなっていたり、分度器は測る基点が合わせやすいなど細かな工夫があります。
・「両面分度器快段目盛」が1320円、「0基点定規快段目盛」440円と少々高めなのは素材に劣化しにくいアクリルを使っているからだとか。
https://niigataseiki.co.jp/lp/kids_scale/

・わかりやすいといえばこれもそう。コクヨの「本当の定規」。目盛の刻まれた線は0.1mmから0.2mmの太さがあるのでド正確な数値がわからない‥‥を解決した定規。ステンレス製1400円。
https://www.kokuyo-st.co.jp/stationery/true_measure/
次号10月3日金曜日
by 2025.09.29