カテゴリ:文房具
インクがにじまない上質のメモノート
長年愛用したメモノートのコクヨ測量手帳ですが、真っ白の無地、無罫である「EVERY BOOK」がなくなったので、モレスキンに替えました。絵を描くにしろ文字を書くにしろ真っ白のほうが自由でそのぶん創造的です。というわけで、ピカソやダビンチやヘミングウエイが愛用したというモレスキンの無地を何冊か使ったのですが、紙質があまり良くありません(値段が1500円ぐらいで高価なんですが)。万年筆で書くとインクが裏へにじみ出ます。フランスのエルバン製インクボールペンが気に入って最近使っているのですが(インク風でありながらボールペンのように太さ一定の細い字が書けます)、裏表の字が重なり合って見づらく汚い。
そこでみつけたのがミドリカンパニーのMD NOTEBOOK無罫。表紙などないので別売の透明ビニールカバー(魔女のシールを貼ってありますが)をつけ、エルバンのインクボールペンを付属して使うことにしました。サイズが文庫判なのでいろいろある文庫カバーをつけてもいいです。ともあれ紙質は今まで使ったどんなノートより書きやすく、綴じ方がふつうの無線とじ(糊で固めます)ではない糸かがり製本なので、丈夫でばらけず開きがフラットになります。まあ、真っ白の文庫本(クリーム色ですが)といった感じですね。
コクヨからも同じような文庫サイズノートが出ましたが、70Pと少なく(ミドリは176P)値段も安く文庫本には見えません。ともにしおりがついていて、新しいページが探せるのですが、やはりエルメスやクォヴァデスのようにページすみにミシン目が入っていて、使ったページのそれを破り取っていけば、すぐに新ページが開けるほうが、ストレスがありません。
で、これです。左右隅にミシン目がついていますが、このフィスカーズのハンドパンチ(1000円前後)で穴を開けました。
様々な形、大きさのパンチがありますが、1/16サークルという直径1.5ミリのものを使い5つくらい、10枚ごとに穴を開けます。これで、表紙を開いて右手の親指で右隅を押さえるだけで瞬時に、未使用メモページが開きます。というか、しおりをやめてミシン目を入れてくれませんか、コクヨやミドリカンパニーやメモノートメーカーのみなさん(コストが!とか言うんでしょうが)。
by 2012.01.20