カテゴリ:文房具 メディア
もっと増えて欲しいバウハウス・デザイン
・デザインに関心のある人ならバウハウスという名前は聞いたことがあると思います。若い頃から建築物や街の景観に興味があったので、バウハウス精神は憧れでした。
・1919年にドイツのワイマールに設立された工芸、美術、デザインの造形学校でナチに閉鎖される1933年までわずか14年しか活動しなかったのですが、後世に多大な影響を与えます。
・その神髄は簡単にいえば「シンプルな機能美」。コンクリートやガラス、アルミ、鉄という新しい素材を使った建築物や公共物で表現されました。公のものは飽きず長持ちする、簡単に消費されないデザインが望ましい、でしょうか。
・見回せば、デザインのためのデザインや、装飾過多が文具でも家電でも自動車でもまだまだ多く、アジア的混沌が日本人は好きなんだと言ってしまえばそうなのですが、個人の趣味ではない公的空間はバウハウス的に考えて欲しいものです。
・このバウハウスのデザインフェア「Germany From 1919」が無印良品のFound MUJI青山で開かれています。
・バウハウスデザインを引き継いだドローイング・ペンシル1300円と活版印刷(表紙1、4)のノート。
・活版印刷とは金属活字で紙を押して刷るので、跡が残ります。風情はあります。まあ昔は皆これだったんですが。
・東京・青山通りに面したFound MUJI 青山。Germany From 1919は4月27日まで。
次号3月6日月曜日
by 2017.03.03