カテゴリ:文房具
日本の文具は世界一、あとはデザイン
・クオバディスの小さなスケジュール帳を長年使っています。理由は単純で、ページ端にキリトリ用のミシン目が付いていて、日が変わるたびにそこを千切ると、“今日”を瞬時に開くことができるからです。この仕組を知ったのはエルメスの手帳で、クオバディスで製造しているのかもしれません。
・フランスの文具メーカーですが、グループには日本でもよく知られたロディアもあります。メモ帳といえばこれで、愛用者も多いです(1934年創業)。そのロディアがペンを出しました。ボールペンとシャープペンの2種。
・デザインが良いとSNSで評判だそうです。機能や品質で世界一の日本の文具、中でもペンの意匠はもう少し何とかして欲しいです。何で、あんな小さな道具で目立とうとするんでしょうか。
・今やペンといえばボールペンかシャープペンですが、筆記具専業メーカーではないところのペンはシャープが安心です。ボールペンは替えのリフィルが特殊な場合が多いからで、シャープなら芯は太さを選ぶだけだからです。
・ところでシャープ芯の太さ、日本は0.5がスタンダードですが欧米は0.7といいます。多分漢字とアルファベットの違いでしょうね。細くないと画数の多い字は潰れてしまいますから。ロディアもシャープは日本仕様で0.5になっています(ボールペンは0.7)。
・手前がRHODIA MECHANICAL PENCIL 2400円。赤、黒、シルバーの3色。アルミボディー。別に欧米贔屓ではないのですが、シンプルなスタイルの海外筆記具は見た目がいい。デスクやノートの上で、周りと調和するのはこういうデザインです。
・上から、アメリカ(オートポイント)、スイス(カランダッシュ)、ドイツ(ステッドラーとロトリング)、そしてフランスのロディア。
次号7月13日金曜日
by 2018.07.09