カテゴリ:ヴィークル 日用品
災害時にレスキューツールという道具
・自動車の車載工具は、タイヤ交換用のジャッキやレンチ以外ここ何十年も触ったこともありません(パンクもしないので、それも実際は使ってませんが)。
・ネジが緩んだり、ウインカーのバルブや点火栓を交換したりは今の車ではほとんどありませんし、コンピューター制御なのでボンネットを開けてもブラックボックスです。
・だから自動車メーカーは、使わない工具よりこのレスキューツールのようなものを標準装備にするべきです。とくに3・11の東日本大震災(早いものでもうすぐ2年です)を経験すると、車からの脱出を想定しないといけません。今の車はなにもかもオートになって電子制御なので、水に浸かったら閉じ込められます。
・シートベルトをカットしてサイドウインドーを破るだけでいいのですが、オートショップにあるものは大きくて置き場所に困ります。このスイス製アーミーナイフで有名なビクトリノックスのレスキューツールは手のひらサイズなので、グローブボックスやドアの小物入れに転がしておけます(簡単にテストしてみるわけにいかないのですが)。
・もともとスイスの消防隊用に開発したものとかで、2011年から一般にも市販されるようになりました。10徳ナイフになります(122mm✖34.5mm 170g)。マイナスドライバーと栓抜きになる部分はロック機能があって、溝に差し込んでこじれるようになっているので相当頑丈と思われます。
・一番気になるサイドウインドー破り。握ってガラスを叩くだけなのですが、先端が尖っているのがミソと思われます(使ったことがないので、何とも言えないのですが)。ビクトリノックスの公式サイトに動画があります。
・シートベルトカッターは緩やかにカーブしていて、波型刃なので滑りません。
・ナイフは片手で開くことができるワンハンド・オープン式。ロック機能があるので安心。いずれも革手袋をはめたままで使用できます。
・フロントガラスを破って救出する時の、合わせガラス用カッター。ウインドブレーカーで穴を開け、そこへこのノコギリを差し込んでガラスを切るらしいのですが、かんたんに素人にできるとは思えません。
・東京・御徒町アメ横のマルキン商店(マルキン商店で検索するとホームページがあります)に行くとディスカウント価格(8500円)で手に入ります。ここはビクトリノックスとウエンガーのほぼ全モデルが揃っています。
次号2月1日金曜日
by 2013.01.28