カテゴリ:ヴィークル 日用品
職人の自転車展でみつけたシニア用サイクル
・インターネット・ビジネスのポイントをついたベストセラー「ロングテール」を書いたWIREDの元編集長 クリス・アンダーソンの近著に「メーカーズ革命」があります。
・3Dプリンターが進歩すると、一人に一つのモノ作りが可能になり、多様化と細分化に対応する産業革命が起こるというものです。
・これが昔から行われていたのはスポーツ自転車業界です。フレームとパーツメーカーが分かれていて、体に合わせたフレームを職人が作り、目的に合った部品を組み合わせます。
・このニッチマーケットの展示会「2018ハンドメイド・バイシクル展」が先日科学技術館で開かれたのですが、そこで面白いシニア向け自転車をいくつか見つけました。
・自転車は乗る人と乗らない人とでは筋力維持に差が出て、実にシニア向きなんだそうです。
・法が許す最も低い地上高とロングホイールベースで乗り易さを追求した「こげーる」。neoはアルミフレーム採用で軽量化した2号機で19kg。79800円。
https://www.sagisaka.co.jp/special/detail/113
・腰当ての付いたサドルは具合が良さそうです。ペダルを踏む時に力が出やすいそうです。
・取り外しのできる買い物カートが付いた「ちょっとそこまで、お買い物自転車」。前2輪後1輪の三輪。前輪16インチ後輪20インチで17.5kg。65000円(予定)。
・車椅子を押して長距離移動するのは大変ですが、このペダル付き車椅子補助具「風よ‥」を使うと介護者も楽です。なお、福岡、長崎、熊本、愛媛、広島、佐賀では公道走行不可だそうです。65000円(車椅子は別)。市販のほとんどの車椅子に付けられるそうです。
http://www.markag.co.jp
・ギターのボディー材に使われる丈夫で軽いマホガニーで作られた自転車。ホイールもフレームもハンドル、サドルもマホガニー製。このSANO MAGIC製街乗り用小径ロードバイク(20インチ)MWR-6はなんと8kg。この軽さはシニアにはありがたいです。ただし価格は200万円。
http://sanomagic.world.coocan.jp/Lineup/sanomagicbikelineup.htm
・あのトラックの幌をリサイクルしたバッグで知られるFREITAGフライターグとコラボレーションしたという自転車。元気なシニア世代「NEW AGING」のためのシティーサイクルとかで、足腰が弱くなっても乗りやすい設計だそうですが、どこがFREITAGかは不明。ワイアー類はフレームに入れ、またぎやすいデザイン。東京サイクルデザイン専門学校の作品。
http://tcds.jp
次号1月26日金曜日
by 2018.01.22